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Viterbi アルゴリズム
Viterbi アルゴリズムはモデル
において
最適な状態系列(最適経路)
と、この経路上での確率を求
めるアルゴリズムである。
モデル
において観測系列
に対する最
適な状態系列
を求めるために、時刻
で状
態
に至るまでの最適状態確率
を定義する。
 |
(2.15) |
時刻
における最適状態の確率は次のように導出できる。
![\begin{displaymath}
\delta_{t+1} (j) = [ \max_i \delta_t(i)a_{ij} ]\cdot b_{ij}(o_{t+1})
\end{displaymath}](img97.png) |
(2.16) |
時刻
状態
において生成確率を最大にする経路(状態遷移)を
、最適経路の生成確率を
、最適経路上の最終状態を
とすると最適経路、およびその生成確率は以下の手順で求まる。
4.で求めた
が最適経路となる。
前出の
を出力するモデルに Viterbi アルゴリズム を用いた簡単な
例を図 2.3 に示す。
図 2.3:
Viterbi アルゴリズムの適用例
 |
Jin'ichi Murakami
平成13年1月5日