次へ: 適合したパターンが不適切であった場合
上へ: 考察
戻る: 翻訳精度が高い出力の解析
目次
単文の実験において,自動評価結果ではベースラインが提案手法よりも優れている結果となったが,反対に,人手による対比較評価では提案手法がベースラインよりも優れている結果となった.そこで,対比較評価の結果に対して,提案手法がベースラインよりも劣っていた9文に対して誤り解析を行った.解析の結果,適合した文パターンが不適切であった場合,日英対訳フレーズ辞書に登録されているフレーズ対に問題がある場合,提案手法の統計翻訳が悪影響を及ぼしている場合,日本語単語の意味の違いによって誤った翻訳をしている場合の4種類が確認できた.表8.3に誤り解析の結果を示す.
表:
対比較評価の結果
場合 |
文数 |
適合した文パターンが不適切 |
4 |
フレーズ対に問題あり |
2 |
統計翻訳が悪影響 |
2 |
単語の意味の違いによる誤翻訳 |
1 |
8.2.1節に適合した文パターンが不適切であった場合,
8.2.2節に日英対訳フレーズ辞書に登録されているフレーズ対に問題がある場合,
8.2.3節に提案手法の統計翻訳が悪影響を及ぼしている場合,
8.2.4節に日本語単語の意味の違いによって誤った翻訳をしている場合の,各場合における例と考察をそれぞれ示す.
Subsections
平成24年3月23日