において,提案手法で翻訳精度が低下した18文(単文:8文,
重文複文:10文)に対して,翻訳精度が低下した理由を解析した.解析結果の結果を表
に示す.
| 翻訳精度低下の理由 | 単文8文 | 重文複文10文 | 合計 |
| 単語区切りフレーズ対の問題 | 1 | 3 | 4 |
| 文節区切りフレーズ対の問題 | 2 | 1 | 3 |
| 組合せの問題 | 2 | 3 | 5 |
| 単語区切りフレーズテーブルのみ | 3 | 3 | 6 |
表
において,「単語区切りフレーズテーブルのみ」は,「文
節区切りフレーズテーブルのフレーズ対を用いずに翻訳を行い,精度が低下した
文」である.本実験において,従来手法が用いる各モデルの重みと,提案手法が
用いる各モデルの重みは異なる.そのため,文節区切りフレーズテーブルのフレー
ズ対が利用されない場合も翻訳結果が異なる.
「単語区切りフレーズ対の問題」は
項で,「文節区切りフレーズ対の
問題」は
項で, 「組合せの問題」
は
項で,それぞれ述べる.